読む観る聴く書く

読んだり観たり聴いたりしたことを淡々と記録するブログ。基本的に小並感。

君の名は。 / 新海誠(監督)


「君の名は。」予告

昨日観てきました。公開翌日なだけあって満員でした。

恋愛とSFちっくな設定の掛け合わせパターン。 ある種王道とも言えるようなこの設定だけれど、新海誠のこれまでの作品の存在がしっかりと感じられた。 ほしのこえ星を追う子どものような雰囲気や、秒速5センチメートルを彷彿とさせるシーン、言の葉の庭のピークに向けて突きあがってくるような展開。

ビジュアルはさすが新海誠。背景の描き込みは圧倒されるし、現実に対する絶妙なデフォルメ健在といった感じ。 作画監督千と千尋の神隠し作画監督を務めた安藤雅司を迎えているのが個人的には(というか一般的にも)注目なポイントだった。 安藤雅司は正しさを追い求める方というイメージなので、新海誠の描くディテールにこだわった世界にさらなるリアリティが与えられるのではとか思ったりした。 (自転車漕ぐシーンのあの描写は安藤さんが決めたのかなとか思ったりもした) インタビューによると、ジブリ出身の作画マンの影響とキャラデザの田中将賀とのバランスを意識して、ジブリに寄った作画からキャラデザの田中将賀の持つアニメっぽいイラストにに引っ張ったらしいとかとか。(つまり安藤雅司がジブリっぽさを出しているのではないということ?) filmers.jp

とりあえず見て損はないと思う。何より絵が美しいのは確かだし。 関連書籍とかもポチッたりしてるのでそのうちここでも紹介するかも。

そういえば作中に鳥居が出てくるんだけど、たまたまMdNの神社特集読んだ直後だったからそこが気になったりもした。

トーキョーショー


【NHKリオ】2020へ期待高まる!トーキョーショー

よくできたクールジャパン。 マリオ、ドラえもんハローキティー、パックマン。この辺りのキャラクターを2020ではどう生かすのかな。 どうせやるなら色々うまくいってほしいし。日本の良さを伝える機会にしてほしい。 パックマンが意外といえば意外だったけど、海外で映画になるレベルの知名度があるのを思い出した。 途中のムービー部分の元データあげればいいのになあと思うんだけど、公式であげてる様子がなくて残念。権利の問題なのか何なのかわからないけど、話題になってるタイミングで綺麗なソースを公式があげればさらに拡散されるのになあと思う。現状のNHK放送時のデータだと音がちょっと残念(せっかくの椎名林檎が…)。

1964東京五輪のポスターを意識したようなワンシーンもよかった。ちょうど1964ロゴデザイナーの話を最近MdNで読んだのですぐ浮かんできた(NTTのロゴデザイナーと一緒らしい)。

NHKは気合い入ってるよね。あまり表には出てないけど、8Kに対する意気込みはすごい。どこまで普及とか考えているのかしっかり追えてないけど、4Kすらまだコンテンツがなんともな現状で、2020に8KやるっていうNHKのロードマップはなかなか挑戦的だと思う。 そして通信では5Gとかとか…技術屋的にもいろいろ楽しみな2020。なにしてるのかなあ…

マイ・インターン(The Intern) / Nancy Meyers


映画『マイ・インターン』予告編(120秒)【HD】2015年10月10日公開

映画を紹介するときのフォーマット、試行錯誤中。

今日の映画、初めて観たのは飛行機の機内。イタリアに行ったときだったかな。今回はNetflixで。 主演はRobert De Niro(Ben)とAnne Hathaway(Jules)。

いわゆるWebベンチャーオールドスクールの元ビジネスマンがインターンとして入社するというのが物語の始まり。 ベンを始め登場人物は皆良いキャラクターで、見ていてとても良い気分になる作品。

オリジナルのキャッチコピーは"Experience never gets old." まさにそうだなって感じた。

ベンのように年を取りたいと思う。

ファスト&スロー / ダニエル・カーネマン (著), 村井章子 (翻訳)

人間がいかに人間らしいかがわかる本。 ノーベル経済学賞を取った著者による人間の心理・行動に関する様々なクセを、人間の中に2つのシステム(ファスト&スロー)を仮定することにより解説していく。 実験の紹介を通して人間はいかに不合理であるかが説明され、それに対する合理的な説明が付与されていく。 最後に付録としてある著者の論文が書籍の良いまとめになっていて、復習にちょうどいい。

シン・ゴジラ / 庵野秀明(総監督)

先日観に行ってきた。 最初はIMAXで観る気満々だったのだけれど、タイミングを逃してたりなんだりで結局IMAXでは観ませんでした。(下の記事のような話もあるし…)

togetter.com

とにかく情報量の多い映画だった。一回観ただけだと見逃しがたくさんあると思う。(いい意味で冗長な情報が多い) 映画館でゴジラの迫力を感じながら観るのもいいけど、細かなポイントを押さえながら観るのも面白そうなので、配信とかされたら買うかも。 高評価も納得という感じ。おすすめです。

シン・ゴジラ音楽集

シン・ゴジラ音楽集

ママゴト / Sugar's Campaign

ママゴト

ママゴト

Avec Avecを通して知ったユニット。とてもポップで良い。ゆったりした生活に溶け込みそうな楽曲。 「ママゴト」はApple Musicでは90年代サウンド全開って書かれていて、90年代サウンドって何を持って定義されるんだろうか。 なんとなーくそれっぽい感じはわかるんだけど…

ママゴト

ママゴト

  • Sugar's Campaign
  • J-Pop
  • ¥250

ポテサラ

ポテサラ

  • Sugar's Campaign
  • J-Pop
  • ¥250

ジブリの教科書12 千と千尋の神隠し / スタジオジブリ、文春文庫

シリーズジブリの教科書。千と千尋編。 宮崎駿作画監督の安藤雅司など、クリエイターのインタビューはもちろん面白い。 個人的にはプロデューサーの鈴木敏夫の裏話的なものも興味深かった。(上にあげた二人のクリエイターの衝突とか…)

千と千尋といえば音楽が作品の雰囲気をとても良いものにしていると思っていて、 その中でも主題歌の「いつも何度でも」は映画館で初めて聴いた時にじんわり沁みた記憶がある。(もちろん久石さんのBGMも大好きです。) で、実はこの曲は千と千尋という作品を意識して作られた曲ではないってのは初めて知った。