君の名は。 / 新海誠(監督)
昨日観てきました。公開翌日なだけあって満員でした。
恋愛とSFちっくな設定の掛け合わせパターン。 ある種王道とも言えるようなこの設定だけれど、新海誠のこれまでの作品の存在がしっかりと感じられた。 ほしのこえ、星を追う子どものような雰囲気や、秒速5センチメートルを彷彿とさせるシーン、言の葉の庭のピークに向けて突きあがってくるような展開。
ビジュアルはさすが新海誠。背景の描き込みは圧倒されるし、現実に対する絶妙なデフォルメ健在といった感じ。 作画監督に千と千尋の神隠しで作画監督を務めた安藤雅司を迎えているのが個人的には(というか一般的にも)注目なポイントだった。 安藤雅司は正しさを追い求める方というイメージなので、新海誠の描くディテールにこだわった世界にさらなるリアリティが与えられるのではとか思ったりした。 (自転車漕ぐシーンのあの描写は安藤さんが決めたのかなとか思ったりもした) インタビューによると、ジブリ出身の作画マンの影響とキャラデザの田中将賀とのバランスを意識して、ジブリに寄った作画からキャラデザの田中将賀の持つアニメっぽいイラストにに引っ張ったらしいとかとか。(つまり安藤雅司がジブリっぽさを出しているのではないということ?) filmers.jp
とりあえず見て損はないと思う。何より絵が美しいのは確かだし。 関連書籍とかもポチッたりしてるのでそのうちここでも紹介するかも。
そういえば作中に鳥居が出てくるんだけど、たまたまMdNの神社特集読んだ直後だったからそこが気になったりもした。
月刊MdN 2016年 2月号(特集:神社デザイン)[雑誌]
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